
今回はbiology:更新世(Pleistocene)の再野生化(Rewilding)です。
更新世とは
地質年代第4紀前半の258万年年前~1万1700年前の時期。人類の最初の段階である原人が出現した時期。かつては洪積世とも言われた。
化石人類の登場
地質年代でいう新生代第4紀の前半(約170万年前~1万年前)にあたる。4回の氷河期と3回の間氷期があったとされる。ほぼ、原人(ホモ=エレクトゥス)・旧人(ホモ=ネアンデルターレンシス)・新人(ホモ=サピエンス)の化石人類が登場、活動していた時期で、考古学上は旧石器時代にあたる。
メガファウナ
かつて、地球にはメガファウナと言われる巨大な動物たちが存在しました。
彼らは、約7万年前から1万年前の間、地上を闊歩していたと考えられ、特にアメリカやオセアニアに生息していました。 体重が3トンに及ぶナマケモノ、小型自動車ほどの大きさがあるアルマジロに似た生き物、ゾウのような巨大動物など。 そんな巨大なメガファウナたちは、ある時期に大量に絶滅してしまいます。
これは「第四紀の大量絶滅」と呼ばれていますが、この時期のメガファウナたちに、何が起こっていたのでしょうか。
このように、巨大な動物であるメガファウナですが、約7万年前から1万年前の間に、急激に絶滅してしまいます。 彼らが絶滅してしまった原因は、はっきりしていません。現在も様々な説があり、論争が続いているのです。しかし、有力な説としては二つあります。
その一つが、人間による乱獲で絶滅してしまった、という説です。 この説が有力と言われる理由の一つとしては、メガファウナが多く生息していたオーストラリアに、人類が入植した時期と、メガファウナが減少した時期が一致していることからでした。 メガファウナの一種である、グリプトドンも甲羅を盾として使うために、人間に乱獲されていたと考えられています。
新しい研究では人類がオーストラリアに入植していた約6万年前から4万年前にも、メガファウナが生き残っていたと判明し、人類の乱獲を裏付ける証拠はない、と主張されています。
そうなると、メガファウナが滅びた原因は、もう一つの有力な説である「気候変動」ではないか、と考えられるようです。 さらに、この説を主張する研究者は、現在も激しさを増している気候変動が、大量絶滅を引き起こすのではないか、と警告しました。 気候変動は環境問題が関係しているとも考えられています。そして、環境問題は人間によって引き起こされるものです。私たちはこれ以上、環境問題を悪化させないよう、心がけて生活する必要があるでしょう。
更新世(Pleistocene)の再野生化(Rewilding)
約1万1,700年前に始まった完新世は、更新世最後の寒冷期、ヤンガー・ドリアス寒冷期が終わってから現代までの長い温暖期にあたり、人類が農耕を進める地質学的年代である。OVPの試行は、更新世から完新世に移行する頃の、人間の関与がより限定的だったヨーロッパ、特に西ヨーロッパ温帯地域の生態系の再構築でもある
再野生化の実践地
◆2-1 イエローストーン国立公園(アメリカ)
1872年に設立された世界最初の国立公園でもあるイエローストーンでは、オオカミの再導入が行われた。イエローストーンは、肉食動物の再導入が生態系をトップダウン式に調整した、現時点で最良の成功例とみなされている。
アメリカの自然保護区では1970~80年代にかけて、個々の種の保存からより広い生態系の管理へと保全の論点が拡大した。しかし、その頃のイエローストーンにはすでにオオカミが欠けていた。北米では1900年代半ばまでにオオカミが一掃されていたからだ。「生態系の管理」という点からイエローストーンを見渡すと、オオカミの不在が招いている弊害は明らかだった。大型捕食動物がいないために中間捕食者であるコヨーテが君臨して小型動物が集中的に食べられ、一方で大型草食動物であるシカ科のエルクが増えて植生に多大な影響を与えていた。
重要(そうな)英単語
- Pleistocene Rewilding(更新世再野生化)
- Megafauna(メガファウナ、大型動物)
- Ecological Restoration(生態系の回復)
- Species Extinction(種の絶滅)
- Seed Dispersal(種子散布)
- Human-Induced Extinction(人類による絶滅)
- Ecological Engineering(生態系エンジニアリング)
- Stone Age(石器時代)
- Anthropogenic Impact(人為的影響)