
- 月の周期と問題点 (Lunar Cycle and the 354-day Problem)
- シリウス星のヘリカル・ライジング (Helical Rising of Sirius)
- エパゴメナル日
- 重要(そうな)英単語
今回はHistory:Ancient Egypt Timekeeping System and Calendar
(古代エジプトの時間管理や暦)です。
月の周期と問題点 (Lunar Cycle and the 354-day Problem)
世界で最も古い暦は、「太陰暦」。月が全く見えなくなる新月から次の新月までを1カ月(29日または30日)とし、12カ月で1年とする。月の形を見れば、おおよその日にちが分かるため、万人に分かりやすく、古代より世界各地で使われてきた。
「太陰暦」は1年が354日のため、1年で11日ずつのずれが生じる。
一説によれば、このずれを解消した「太陰太陽暦」を編み出したのは、メソポタミア文明のシュメール人だそうだ。
高度な天文学の知識を備え、日食や月食のタイミング、惑星の細かな動きなどを知っていたともいわれている。彼らは閏(うるう)月を加え、暦を調整。また、月の観測から、新月、上弦、満月、下弦の4つの形がそれぞれ約7日ごとに変化することを基準に、七曜制もとり入れた。
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シリウス星のヘリカル・ライジング (Helical Rising of Sirius)
大犬座のαアルファ星。光度マイナス1.5等、全天で最も明るい。距離8.6光年。
実視連星で、伴星は最初に発見された白色矮星。
ナイル川で灌かん漑がい農業を営んでいたため、毎年同じ時期に起こる川の氾濫は、彼らにとって大きな関心ごとのひとつ。
氾濫は夏の初め、シリウス星が太陽に先立って現れる時期と一致する。天体観測からこの周期が約365日と分かっていたというから驚きだ。
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古代エジプトの人々は、日の出直前にシリウスが昇る=prt spdt (シリウスのheliacal risingヒライアカル・ライジング) を観測することで、洪水の時期を察知していました。
日の出直前にシリウスが昇るとは、太陽に近すぎて見えない時期を過ぎ、シリウスがふたたび見え出す日のことです。
シリウスに限らず、デカンと呼ばれる星々が昇ってくるのを数えて夜間の時刻を把握していました。この観測からシリウスのヒライアカル・ライジングの時期が次第に365日のこよみとずれていくことがわかり、1太陽年の長さ~365.25日に気づいたわけです。
古代エジプトの暦は1年12か月、各月は30日、10日ごとの週で構成されます。
さらに、どの月にも属さない余分な5日 (Epagomene) を加えて365日となる太陽暦です。
3つの季節 (各季節に4つの月)ー土地が水に沈む洪水の時期
ー土地が現れ、田植えと成長の時期
ー水が低く、収穫の時期
エパゴメナル日
1年を365日とし、30日ずつの12か月と、年の終わりに追加される5日間の余日(エパゴメナル日)とから構成しました。余日は本来の年の外側にあるとみなされました。
https://manapedia.jp/text/6994#google_vignette
重要(そうな)英単語
- Timekeeping system (時間管理システム)
- Calendar (暦/カレンダー)
- Helical rising (ヘリカル・ライジング)
- Sirius (シリウス)
- Lunar cycle (月の周期)
- 354 days (354日)
- Solar calendar (太陽暦)
- Epagomenal days (エパゴメナル日)
- Flooding of the Nile (ナイル川の氾濫)